耐震について知ろう

2016/08/17

事例でわかる★耐震工事成功のポイント〜ホテル編〜3

第3回:耐震工事で生まれ変わり、リニューアルオープン!

 

熊本地震で被害を受けながらも、早めに耐震工事の手配を済ませていたことで、熊本県阿蘇郡の三愛高原ホテルはほぼ予定通りに工事を進めることができました(第2回:熊本地震の被害と、工事に与えた影響)。第3回は、工事中の営業や今後の見通しについて、お聞きしました。

 

 

‐耐震工事中の営業は?

当初は営業しながらの工事を予定していましたが、熊本地震があったので、安心してお客様に泊まっていただける状態にすることを優先しようと、思い切って工事期間中は休館にしました。ホームページで告知し、電話での問い合わせには、8月1日リニューアルオープン予定であることを伝えました。

 

‐耐震工事の仕上がりは?

デザインUフレーム工法で耐震化をした中央棟は、眺望はもちろん、外観的にも違和感がなく、満足しています。熊本地震があって、耐震性については気にしているお客様も多いと思うので、耐震化したことをわかってもらうのに苦労しそうなくらい、目立たないですよね(笑) 東棟は、ちょうど当館全体の入口付近に位置し、鉄骨ブレースで補強したことが一目で分かるので、気づいていただければと思います。

〔左〕デザインUフレーム工法で耐震化をした中央棟 〔右〕デザインフィット工法で耐震化した東棟

 

‐耐震工事中に、外の工事も並行されたそうですね。

この機会に、外壁を全体的に塗り替え、階段や廊下の内装も貼り直しました。休館中にいろいろ手を入れたので、まさに「リニューアルオープン」することができます。

 

‐7月16日にプレオープン、8月1日にリニューアルオープンとなりました。

現在は(7月20日取材当日)、まだ養生が残っていたり、壁の塗り替えが残っていたりしますが、耐震工事自体は終了しているので、そこをご理解いただいたうえでプレオープンとしています。リニューアルオープンは、西棟はまだ使用できませんが、東棟と中央棟の34室で営業します。 黒川温泉は、熊本地震以降に客足がガクンと落ちてしまい、ようやく最近戻っていただいているところです。当館は地震前は黒川温泉でも最大規模の宿泊施設だったので、客室数が減ったとはいえ、リニューアルオープンすることは地域にとっても明るいニュースとなりました。黒川温泉を再び活気づけたいですね。

杉本真一代表取締役社長にお伺いしました

 

耐震工事に加え壁や廊下もキレイになり、三愛高原ホテルは安心で、さらに快適なホテルに生まれ変わったんじゃ。大人気だった黒川温泉が復活する起爆剤となってほしいぞ!

 

 

≪三愛高原ホテル≫は、絶景の露天風呂が自慢の黒川温泉にあるホテルです。南小国町瀬の本高原の大自然が満喫できます。満天の星空を楽しめる露天風呂に、季節の美味しいお料理やお酒、そしてさまざまなプランなどをご用意し、お客様のお越しをお待ちしております。 貸切バスもございますので、どうぞお気軽にご利用ください。

お電話:0967-44-0121 三愛高原ホテル オフィシャルホームページ(外部リンク

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